2009航空祭~イルマにいった少年


♪誰も知ら~な~い~南の海~から~


先日、西武線の車中で、今年の「入間航空祭」のポスターを見つけました。

この「入間」、東京都ではなく埼玉県なのですが、まあ、東京近郊の方なら普通に読めると思います。

でも、もしかしたら、北海道の方々は読めないかもしれない。読み方を覚えてもらうのに何かわかり易い方法はないかと考えているうちに閃いたのが、この記事のタイトル。






若い方はご存じないかもしれませんが、「城みちる」の大ヒット曲、「イルカにのった少年」のパクリです。ええ、行ったのは元少年ですけどね…。

いきなり脱力感を覚えた方もいらっしゃるかもしれませんが、これでもう、入間を「にゅうかん」とか読んでしまうことはないでしょう。


イ・ル・マです。


ちなみに、この城みちるですが、今年で53歳。


わりと最近(だと思う)の写真がこれですが、


「ベルサイユのばら」っぽい服を着こなす中年、恐るべし。


それにしても、16歳の頃と変わらぬ「アイドル顔」してますね~。

んでもって、YouTubeがこちら。

 
 
左上から時計回りに、
イルカにのった少年
イルカにのった青年
イルカにのった中年
イルカのマネした中年
(注:全て、音が出ます。)


お好きなものをどうぞ。



★★★★★

札幌から東京へ戻り、つまらない日々を過ごしていた昨年の秋。


やはり西武線内で「入間航空祭」のポスターを見つけ、「eruさんはどうしているかなぁ。」と思ったのでした。

eruさんは「Eru's cafe」というブログを通しての知り合いですが、昨年、札幌を離れる前にオフ会をして、最後に会うことが出来ました。

eruさんのご主人(だーりんさん)が、大の航空機(軍用機?)ファン、というかマニアで、近年は全国各地の航空祭を二人で一緒に訪れています。

そんなこともあり、特に今まで興味のなかった、「入間航空祭」のポスターに目が留まったのでした。

「eruさん、入間にも来るのかな。」と思い、連絡してみると、今年は来ないとのことで、それなら、どうせヒマだし、いつかeruさんが来る時のために私が下見をしておこうと思い、行ってみることにしたのでした。


ということで迎えた11月3日。


快晴です。

それも、航空祭のマニアの方のブログを見ると、昨年行われた全国の航空祭の中でも、一番の快晴だったとか。

そう、11月3日は「晴れの特異日」なんですね。

特異日というのは、

「その前後の日と比べて偶然とは思われないほど大きな確率で、ある気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと」です。

決して、「晴れが得意な日」ではありません。

ちなみに、eruさんは、

「他の人と比べて偶然とは思われないほど大きな確率で、雨が降る人」

すなわち雨女なのですが、言い換えれば、「雨の特異女」。まあ、こちらの場合、「雨を降らせるのが得意な女」でも、間違いではありませんが…。

今年の夏、猛暑日の続いた東京で日々過ごし、全く雨も降らずで、どんだけ、eruさんに東京に来てもらいたいと思ったことか。

eruさんと一緒に航空祭に行くのは、だーりんさんも楽しいだろうと思いますが、一緒に行くと、旭川だろうが、仙台だろうが、千歳だろうが、容赦なく雨を降らせるeruさんに対し、すでにあきらめの境地に入っているようです。

ちょっと記事を捜してみましたが、その様子がよくわかりますね。


旭川駐屯地祭
東千歳駐屯地祭
小松航空祭



そんなeruさんですが、今年は、「入間航空祭」に参戦とのことで、ついに実現、「晴れの特異日」vs「雨の得意女」!!!

私としては、今年も行くのなら、当然晴れを期待したいところですが、eruさんの実力を知っているので、(ちなみに過去eruさんとは4回会いましたが、3回が雨)キャンプ用具箱からレインジャケットを引っ張り出さないとと、思っているところです。

なので、昨年の記事を急遽書いてしまわないと、何の役にも立たないじゃないか!というわけで、1年前のことを思い出しつつ書いているわけなのです。


話は戻り、2009年11月3日。


西武線に乗って、入間基地へ向かいました。


さて、入間へ行くには西武池袋線の「稲荷山公園」駅で降りるのですが、その3つ前の駅に、「小手指」という駅があります。

北海道の皆様、読めるでしょうか?



普通に読めば「こてゆび」ではないかと思いますが、これは「こてさし」と読みます。

そして、「小手指」と言えば思い出すのが、道東の「弟子屈」。

普通に読めば、「でしくつ」あたりでしょうが、もちろんこれは「てしかが」と読みます。

屈を、「屈む(かがむ)」の「かが」、指を、「指す」から「さし」と読ませるところが似ていませんか?

北海道が好きになり、道内各地をめぐり、初めて「弟子屈」へ行き、その読みを知った時に思い出したのが「小手指」ですが、初めての逆パターン、「小手指を見て弟子屈」を思い出したのでした。

ということで、北海道の方は「入間」と「小手指」を覚えていただきたいのですが、小手指に住む人たちは、愛称として、「こてぱぴ」と呼んでいると、小手指に住む友人が言っていました。

札幌で言えば、「厚別(あつべつ)」に住む人たちが、厚別の愛称として、「あちゅべちゅ」と読んで(いるかは知りませんが)いるみたいなものと思えば良いでしょう。

でもって、「あちゅべちゅ」と聞くと、今度は、世界遺産にも登録されている「マチュピチュ」を思い出したりして、全く話が航空祭から離れてしまうのですが、そうです、航空祭です。


稲荷山に着いたのが9時少し前。


通常の改札口ではなく、臨時降車場の前が入り口になっていたのですが、そりゃあもうすごい人。


こんな感じでホームから基地に入れるのですが、


電車が来ると、ドッと人が降りてきます。


そして入場。


パンフレットは案内所でもらえますが、航空機の展示場所でももらえます。


ここが手荷物検査所。基地ですから、セキュリティーチェックは厳しい(と思ったら、そうでもなかった…)のです。


航空機の展示、飛行が行われる場所は、ここから5分くらい歩くのですが、入場してすぐのエリアには売店があり、記念品などを売っていたので、何か欲しいものはないかと、eruさんに電話。

特に欲しいものはないとのことだったのですが、ここでしか売っていないという、記念の切手を買いました。(写真撮ってなかった!)


航空機の展示場所へは、矢印のように歩いて5分ほど。


まず踏切を渡り、


そのまま真っ直ぐ進みます。


展示場所に着くと、ここにも、


あそこにも、

周りには、バズーカ砲をかかえた人がいっぱいです。


そしてもちろん、抱えていない人もド~ン!!


で、何か飛んでるし。


目の前には、おぉ!ファントムではないですか!!


私も少年の頃、プラモデル、それもミリタリー物が好きでした。

私の場合、飛行機より戦車が好きなのですが、それでも、F4ファントムの名前は良く知っています。

実物をこんなに近くで見るのは、おそらく初めて。


私の場合、飛行機に乗るのは嫌いなので、間違っても乗りたいなんて思いませんが、それでも、その機体にしばし見入ってしまいました。

F4の他にも、目の前には軍用機がいっぱいで、もちろん、今回のお目当ての「アイツら」もスタンバイ。

ということで、長くなってきたし、目も痛くなりそうなので、続く…。


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(2009年11月初旬のある日)


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この記事へのコメント

2010年10月27日 12:47
こんにちは、はじめまして。
あちこち探し物をしていたら、こちらにお邪魔してしまいました。

札幌は昨日初雪で大荒れでした。
本州に戻られても北海道がお好きなようで、またZARDもお好きなようで、ついついコメントを入れてしまいたくなりました。
eru
2010年10月28日 01:43
雨の得意女、最近は戦闘機飛んでる時間は
何とかなってるのですから~!

進化した。

かっくいぃ!

にゃんこ見に行った日以外は
北旅さんと歩くと
雨雨雨。

北旅さんに笑われたものです。。。

今年の猛暑。。。
仙台の時点で熱射病でノックダウンになり
その後、体調戻らなかったので
たぶんね。
この夏の関東は恐怖スポットです。

eru寒いくらいが得意なの。

あちゅべちゅ=まちゅぴちゅ

ココ、ツボでした。
使ぉ~~!

行くからねー。
北旅さーん。
まっててねー。。
2010年11月10日 23:43
★>seedさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

東京に戻り、以前にも増して、北海道が好きな気持ちが増大しています。北海道のことばかり考えて考えて考えて、ホームシックにかかりそうなので、最近では逆に、北海道情報を避けるようにして、精神がパンクするのを防いでいるような状況です。

初雪の話題もネットで見ました。いつになく、本格的な降り方の初雪だったようですね。東京の気候を考えると遠い異国の出来事のような気がして、そう思ったそばから、失ったものの大きさを実感し、沈んだ気分になります。

ZARDをはじめ、好きなCDを聴くのが、数少ない東京での楽しみとなっています。せっかくコメントいただいたのに、湿っぽい話で申し訳ありません。
2010年11月10日 23:44
★>eruさん
そうですね。最近はあまり雨が降ってないようで、「eruさんの身に何か悪いことでも起きているのか?!」と心配していましたが、入間で、「岐阜ではちゃんと降らせた」と聞き、安心しました。また、今回は、「こてぱぴ」も一緒に通過できて良かったです。

「別」の付く地名は、厚別の他にも、登別、喜茂別、遠別、初山別、浜頓別、芦別…と、いくらでもありますが、厚別のように、別(べちゅ)以外の部分も同じように発音できるのは、津別(ちゅべちゅ)くらいしかありません。

すごいぞ、厚別!

でも、「あちゅべちゅ」は遥か遠い場所になってしまいました…。

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