内地でも、北海道な日々


北海道依存症に苦しんでいます。


昨年の7月末に東京へ戻り、半年以上の月日が流れました。

東京に帰ってからしばらくは、夢から覚めた後のボ~っとした虚脱感の中を漂っていましたが、精神的には徐々に回復。肉体的には、途中、強烈な眼精疲労に襲われたものの、夏の暑さも、冬の寒さも全く問題なく、昨年末には、ようやく心身ともに普通の状態に戻ったかなぁと思ったものでした。

ところが、人生初のホームシックにかかり、昨年最後の記事に書いたように、峠は越えたかと思ったのですが、そんなに甘くはありませんでした。

北海道に住む前、最初は1年に1回の旅行だったのが、やがて年に2回3回となり、住む数年前には、丸々2ヶ月、訪問間隔が開くことはなくなり、重度の北海道依存症患者だったので、こんなに長い間北海道を離れることは久しぶり。

北海道依存症を発症してからは、北海道を連想させるものを目ざとく見つけては反応していたのですが、昨年末の反応の仕方はかなり異常。


例えば、北海道の写真等を飾っているこの飾り台ですが、北海道のことを思い出したくないので、東京に戻ってからは写真を外しておいたのですが、


こうやって見ると、


牧草ロールを思い出す。

TVで北海道の旅番組が始まると、「勘弁してくれ~、今、こんなの見たくない!」と思うと同時に、


「あれ、みったくない(北海道の方言)って、○○って意味で合ってたっけ?」と思ってしまったり。

レポーターが「皆さんも、絶景と旨いものの待つ北海道へ!」なんて言うものなら、「行きたくなるようなことを言わないでくれ~!」と思うとこれまた同時に、


「そう言えば、岩内も随分行ってないけど、最後にもう一度行きたかったな~。」なんて思って、また落ち込むのでした。

☆丸っこいだけなのに→牧草ロール
☆見たくない→みったくない
☆言わない→岩内

完全に病気。


そんな状態なので、北海道の皆さんのブログを読んだりしたら、そりゃ、もう大変です。

コメントしたい記事があっても、コメントを書いているうちに、羨ましさと寂しさが込み上げてきて、キーボードの手が止まることもしばしばでした。

なので、1月は北海道関連のブログを見ることをやめていたのですが、これからまたボチボチ見て、コメントしたいと思います。

私の場合は北海道ですが、誰にでも大好きなもの、大切なものがあると思います。それを失った直後は自覚できる痛みがあって、それはそれでダイレクトにキツイ。

でも、時が過ぎ、少~し傷口が固まってきたかなという頃に、もう一度、潜在意識の底からの揺り戻しみたいなものがあり、それは自覚外なのでコントロール不能なのだということを初めて実感しました。

とりあえず、少しは免疫が出来たような気はしますが、不治の病なので、またブログの更新もコメントもなくなったら、「ああ、再発して治療中なんだな。」くらいに思っておいて下さい。

以前、「東京に帰ってからは『北海道な日々』ではない」ということで、帰ってからのことは別のブログに書くことにしましたが、こんな状態なので、結局、内地にいてもほとんど『北海道な日々』なので、やっぱりこちらにまとめて、あまり北海道に関係ないことだけあちらに書くことにします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さて、内地には、私同様、北海道好きの同士がたくさん存在していると思いますが、そんなアナタの北海道依存症度をチェック!

この記事の中に撒いておいた3つの種。それに対する反応で症状の度合いがわかります。

1.牧草ロールの作り方が気になって、「調べなきゃ!」と思った。
2.「みったくない」の意味を、「調べなきゃ!」と思った。
3.「岩内」の観光名所を、「調べなきゃ!」と思った。

1つでも該当すれば、北海道依存症にかかりやすい体質であると思われますので、充分ご注意下さい。

また、記事を読み終わるまで待てず、すでに調べてしまった人がいれば、それはもう北海道依存症に感染~発症していますが、それ以上に、すでに、牧草ロールの作り方の詳細を知っていて、「みったくない」の意味をキチンと説明できて、岩内の観光名所を3つ即答できる人は、重度の北海道依存症で、もう治りません。

あきらめて、北海道移住を真剣に考えましょう。

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(2010年02月中旬のある日)


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この記事へのコメント

2010年02月21日 22:45
初めまして★
私は北海道出身で東京在住の者です。
ブログ、とても楽しく読ませていただきました。
「みったくない」は私の家族も友達もよく使っているので、方言だとは思っていませんでした(笑)
東京へ来て、伝わらない言葉って沢山ありますよね…
(ボタンなどが)「押ささらない」や「~したっけね」など…あとは「サビオ」が通じなかった時は正直焦りました
私のブログ、最近は北海道帰省ネタを書いていますので、お時間ありました是非、遊びにきて下さい。
kissy
2010年02月24日 22:28
ラーメン大将の記事を探していて、昨年、このブログに辿り着きました。札幌を離れられたこと、今日知りました。北海道へのホームシック、とてもわかります。私も二十数年前、昭和の最後の頃、学生時代の5年間を過ごした札幌を去る日、千歳空港を飛び立った飛行機の窓から苫小牧の海岸線が見えたとき、人生で最大のどうしようもない寂しさを感じました。札幌には5年ほどご無沙汰ですが、今年は是非訪れて、懐かしい友人たちと会い、ラーメン大将の肉入チャーハンを食したいと思います。私がいた頃はまだ、北21条の店しかありませんでした。
2010年02月28日 09:30
★>ゆーせんさん
初めまして。コメントありがとうございます! 返コメ遅くなって申し訳ありませんでした。

北海道の方言は、意味が何となくわかるものが多いので、意味を聞き返されることが少なく、方言と気がつかないケースが多いようですね。

他の記事でも何度か書きましたが、「押ささる」のような「さる言葉」や、「手袋はく」なんていうのは、違和感があっても意味はわかるので、敢えて、真駒内、じゃなくて、苫小牧でもなくて、そう、ツッコまないのです。

東京は確かに「バンドエイド」優勢ですが、「サビオ」も売っているし、通じない事はないと思うんですが、「サビオない?」と聞かれる事は少ないので、咄嗟に言われるとわからないのかもしれません。

シマッタ、北海道で、「バンドエイドある?」って聞いてみればヨカッタ!
2010年02月28日 09:31
★>kissyさん
コメントありがとうございます。返コメ遅くなって申し訳ありませんでした。

ラーメン大将の記事を読んでいただいていたのですね。ありがとうございます。

私は食べ物にはあまりコダワリがないので、東京に戻っても、今のところ、「アレが食べたい」という症状は軽いのですが、「大将」は最も多く利用した店なので、時々、思い出しては懐かしくなります。

北21条というと本店ですね。いつだったか、他の店舗も紹介しようと思って、全4店舗を見て回って外観の写真を撮ったことがありますが、結局、18条店以外では一度も食べないで戻って来てしまいました。

私も次に札幌へ行ったら、きっと大将へ行くと思います。kissyさんも、もし今年行かれたなら、ぜひまたコメントして下さい。よろしくお願いします。

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