冬の日の2009 in 東京


東京に帰って来てから、早くも5ヶ月。9年ぶりに東京で迎える大晦日です。



昨年の夏、classの「夏の日の1993」にまつわる記事の中で、1993年が、私の北海道年表の位置付けでは、「北海道に住みたいなぁ。」と思い始めた年であると書きました。

そんなことを書いた2008年12月、「夏の日の1993」の続編的な曲、「冬の日の2009」がリリースされました。


歌うのはもちろんclassの二人、と思いきや、右の人が違う!

「夏の日の1993」は好きでしたが、classの二人の名前がきちんと分かっているほどのファンではありません。


それでも、立ち位置が左側の人(津久井克行)と、


右側の人(日浦孝則)の顔はきちんと認識しているので、「誰じゃ、コイツは!?」という感じだったのです。

調べてみると、何だかいろいろと「大人の事情」があるらしい。

基本的に「大人の事情」という言い訳は嫌いなので、「これはclassではない!」という立場を選択し、昨年の暮れにも特に記事にすることはなかったのです。


東京に戻って2ヶ月が経過した10月2日、ネットで、「classの津久井克行さん、すい臓がんで死去」というニュースを見つけました。

それによると、「津久井さんは5月に行われたイベントで胆管がんを患っていることを公表。以来、音楽活動と平行して病気療養を続けていた。」のだそうです。

そして、2009年の冬を目指し、1年前から活動をしていたのに、残念ながら、その冬を迎えることなく亡くなったのでした。

あらためて、「冬の日の2009」を聴いてみると、歌詞的には「16年前の夏の日に出会った二人、その後の二人の間には様々な出来事があったけれど、16年後の冬に、もう一度君と恋したい」という内容。

まあね。普通は16年も経てば、マンネリになったりするのが普通なんでしょうが、私の場合、北海道以外でも、いろんなことにシツコイから、実感としては良く理解できません。

北海道で暮らした8年と3ヶ月。記憶を遡っても、一度として「東京が恋しい」とか、「東京に帰りたい」といった、いわゆるホームシック的な気持ちになったことは、クラーク博士に誓って無かったと断言できます。

東京に帰ってからは逆に、「北海道に帰りたい」と思わなかった日はなかったのですが、まあ、それはそれなりに心の中で消化しつつ静かに暮らしていたのですが、12月中旬に、ちょっと今までになく強烈な、寂しいんだか虚しいんだか、とにかく、便利な言葉で済ませば、ホームシックになって、マジに、北海道に関するものを見たり聞いたりするのが辛かったのです。

でも、ようやく峠を越した感があって、今こうしてブログを書いているのですが、昨年はあまりどうとも思わなかった歌詞も、東京に戻って来て読むと、ちょっと別の響きがありました。

1993年に北海道に住みたいと思い、せっかく念願かなって北海道に住んだのに、2009年には東京に戻らざるを得ないことになってしまった愚かな私。


日浦さんに言わせれば、classは一時的に復活したとはいえ、あくまでも1996年に解散したということで、大切なものだからこそ、安易にアンサーソングを出してどうのこうのというのが、耐えられなかったようですが、結局、津久井さんが亡くなって、もう永遠にclassの復活はなくなりました。

それに比べれば、私にはまだ未来があると思えるのだけど、今はまだ、簡単に、もう一度なんて言う資格もないけれど、来年は、心の奥ではひっそりと、そう思うようにしよう…なんてね。




♪Love 想い出は oh あの日のまま
今からもう一度始めよう





まるであの頃と変わらないね
Ah 振り向いた君の
遠い夏の日僕だけに見せた
その笑顔 その涙





二人で過ごした街の色も
Ah 銀色に染まる
降り積もる雪 残した足跡
数え切れないね





ロマンティックにSay Love
白い吐息もSo Tight
やっぱり君しかいないよ





2009
君がいて oh 僕になれる
たまには無邪気な二人もいいよね
Love すれ違う oh そんな時も
描いた 未来を 信じよう





冬の日の君に



皆様、良いお年を!


以下、YouTube (注:音が出ます。)
冬の日の2009
夏の日の1993
夏の日の1993

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(2009年12月下旬のある日)

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