北海道のファンキーモンキー!

ホワイトイルミネーションで賑わう大通公園。記念撮影のカメラを構える女性の口から聞こえたのは、「あれ?今、フラッシュ、焚かさった~?」という言葉でした。
出た~! 神出鬼没のファンキーモンキー!
要は北海道弁で、「フラッシュが光ったか?」と聞いたのですが、何故かフラッシュを中心に考え、「フラッシュが光らされたか?」と受動態で言うのです。
(※ 念のため書いておきますが、フラッシュ「焚く」は、別に北海道弁ではありません。)

普通、受動態で言わない(と思われる)ことに使われるので、一瞬、訳がわからなくなります。
例えば、カードで買物をしてサインする時、インクの出が悪くて店員さんに、「ペン、書かさらないですか?」と聞かれたり、
札幌ドームの見学で、ガイドの方に、「人工芝は、全部巻かさるのに、×時間かかります。」と説明されたりします。


札幌に来たからには、北海道弁をマスターしたいと思う私ですが、この、「~さる」という用法は、違和感があって、うまく話さらない(と使うのか?)のです。
ああ!ネイティブ道産子の道は険しい…。
※写真にカーソルを乗せると、写真の説明が出ます。
★もう少し解説★
☆今時、「フラッシュを焚く」と言うかどうかは、さて置き、
カメラのフラッシュが → 光るのではなく、
私がシャッターを押すことで、フラッシュが ← 光らされる(焚かさる)と表現します。
でも、「焚く」を使わず、「今、フラッシュ、光らさった?」と言うのかどうかはわかりません。
また、「シャッター、押ささらないんだけど?」「フィルム、巻かさってないんでないかい?」という会話も聞いたことがあります。(普通なら、「シャッター押せないんだけど?」「フィルム、巻いてないんじゃない?」ですね。)
☆ペンを使って、私が→文字を書いているのではなく、
ペンが←私に文字を書かされている(書かさる)という表現になります。
☆作業員の人たちが→人工芝を巻き取るのではなく、
人工芝が←作業員の人たちによって巻き取られる(巻かさる)という言い方をするのです。
☆多くの場合、「~さらない」と否定形で使われることが多く、「自分はしたいのだけど、自分のせいではなく、~できない」という意味で使うらしいです。
いずれにせよ、どのような動詞に適用されるのか、ネイティブではない私には非常に判断が難しいのです。これが自然に使えれば、北海道弁上級者?だと思います。
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(2007年12月初旬のある日)
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この記事へのコメント
わたしその猿語はちょっとした得意分野だったりします☆けっこう得意ですよー♪普通に巻かさった?って聞けます(笑)フフ、、北旅さん☆まだまだですね(得意気)♪
なに~!!
mtcさん、なんと、北のサルを手なずけているのですか?!
どうもね~、苦手なんですよね。
突然、サルに襲われても、平静を装うことはできるかもしれないけど、自分の口からサルを解き放つのはまだ出来ません。
むむむ。悔しい…。ウッキー!!
見猿、聞か猿、言わ猿 はOKですよね?
焚かさる、書かさる、巻かさる
なにか、問題でも?
ちょっと違いましたか(笑)
★もう少し解説★の『フラッシュ光からさった?』これ日常的に使ってます♪
>「~さる」という用法は、違和感があって、うまく話さらない(と使うのか?)のです。
・・・ここは『しゃべらさらなーい』(うまく言えない)って使います。
これからの季節は道路がツルツルで、この靴じゃ歩かさらない…。スパイク付きの靴なら歩かさるよ。ってな具合です(*^-゜)v
ん? 「見猿」は「見さ猿」となるのでは?
「見さ猿」は捕獲したことあります。女性同士の会話で、「××(お笑いタレント)って、別に面白くないんだけど、なんとなく気になって、つい見ささるよね~。」「あ~、あたしもそう!」とか言っていました。しかし、なぜに「見ささる」と言うのか?
あっ、『「mtc札幌ガイド日記」って面白いから、毎日、見ささっちゃいます。』って言えばいいんだ!? ね、syoukichi.sさん。
いや~、それにしても、難しいです!
おぉ~! 「光らさる」もアリなんですね!
「話さらない」は「しゃべらさらない」か、ナルホド。
「手袋はく」は、言うのが恥ずかしくて言えないのですが、「さる言葉」は、用法がハッキリわからなくて、使いたくても『しゃべらさらなーい』のです。
でも、道産子はコレを北海道弁と思ってないですよね。方言を、意識して控えているような場面でも、ポロって出てきますもん。
この前、交差点の砂袋の件でTELした時も、「砂袋に入っていると、(砂袋を破るのが面倒で)撒きたい時、すぐに撒かさらないんで、最近は試験的にペットボトルに入れて置いてあるんですよ」と言われました。
頭で考えなくても、サラッと言えるようになるには、まだまだ修行が足りないようです…。
サル語って難しいんですね~!
北海道弁でついつい移ってしまう言葉って、「したっけ」とか「なした」とかありますけど、今「なまら」が口をつきそうで、関東では自重してます。
でも「なまら」って、ニュアンスが強く伝わる言葉ですよね!
知ってる人には(^・^)♪
ははは、綺麗さん!!
いよいよ近づいてきましたね。なまら、楽しみなんでないかい? でも、なんと朝3時半出発! したっけ、楽しいことは苦にならないっしょ? (ふぅ~。無理があるなぁ。)
「なまら」って有名ですし、私も好きですが、普通に使うというより、最近では、わざと大袈裟に言うような使われ方が多いようです。メチャ強く言うと、「なんまら」と言うようです。
それに対し、「さる語」は方言と意識しないで、日常、普通に使われているので、逆に、難しいのです。マッスルシスターさんも、移住に備え、ぜひ、さるの捕獲に励んでみて下さい。
今日現在、札幌の雪は全くない状態ですが、けっこうシバレます。週末の天気も良さそうですし、雪もさほど降る予報にはなっていませんが、手袋はいてくるの、忘れないように!
言われるまで気がつかなかったです!
東京でも普通に「さる語」を話していたような気がします(^^;;
英語に英文法があるように・・・あたかも北海道文法の様に学術的見地から説明くださってありがとうございます。
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あれ?押ささらない・・・
そうそう! まさに、北海道文法なんですね。
うまく理解できないので、文法的に理屈で考えてみましたが、「さる語」のニュアンスはネイティブ道産子でないとわからないかも。
うはははは!
押ささらない!
そう来たか~!
北海道弁、最高! ウッキー!